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文章置き場

ブログで収入を得るとはどういう事か

簡単な算数のお話とか。

なお、この話は私が同じ研究室のポスドクにした世間話をまとめたものです。一部加筆しています。
間違い等ございましたらご意見ください。

プロブロガーとはどういった仕事か

毎日毎日、何時間もかけて本を書き続ける人と思ってもらえれば良い。

例えば、まともに生活できる収入を得るために、30万PV/月必要だとする。(もっと割の良いASPを知っている人はこっそり教えてほしい。)
平均すると毎日1万人にアクセスしてもらう必要がある。ある時点で、人に見てもらえるような価値のあるコンテンツが100記事あったとしても、平均100PV/記事/月が必要である。

何度も同じ記事にアクセスする人も居るが、大半は一度読んだ記事には二度とアクセスしない。本当に読み返したい記事はダウンロード保存され、以後読まれても収入に繋がらないこともある。

すると、また別の「価値あるコンテンツ」を作る必要がある。
人々がコンテンツに飽きることは止められないが、一方で人口、特に記事のターゲット読者数には限りがある。ゆえに、常に新しい記事を書き続けなければいけない。それも、読む価値があるものをだ。

若くしてプロブロガーになることはおすすめしない

新卒でブロガーになろうというのはかなり無謀な話である。新卒でライター(ブロガーではない)になろうとした私が言えることではないかもしれないが、後進のために書いておこう。
(なお私は早々にもっと堅実な道を選ぶことにした。)

あなたは今、ベストセラーを書ける自信があるだろうか。大学でレポートやプレゼンを「わかりやすい」「面白い」と褒められたことがあるだろうか。
無い、と言うなら、まだ収入を得る手段をブログ一本に絞る時期ではない
(参考までに、書籍は短期間に10万部程度売り上げればベストセラーと言われる事もある。事前にお金を支払うかどうかの違いはあるが、リーチさせなければいけない人数だけ見ればブログの方が過酷だ。)

ブログで収入を得るというのは、本の執筆やコンサルと同じく、自分の知識や経験を売る行為である。本来は、社会やアカデミアで長いキャリアを積んだ人が、副業やリタイア後の仕事としてやるのにうってつけだ。
あなたが売れっ子芸人並みにスイスイ面白い話を思いつくとか、身の安全を犠牲にして私生活を売る(芸能人や若い女性の私生活コンテンツは一部に絶大な人気がある)つもりでないのなら、一若造の書くブログに十分な読者がつくことはありえないと考えておいたほうが良い。

ブログを持つこと自体は悪いことではない

ブログを持つなとは言わない。私自身、十年以上世界中に向けてコンテンツを提供してきた。(どのくらいウケているかは訊かないお約束で頼む。)

ブログを持つデメリットから列挙する。

  • (場合によっては)お金がかかる
  • (場合によっては)身に危険が及ぶ

どちらも回避できそうだ。
どうしても広告を貼りたいなら、無料でも貼り付けられるCMS(のレンタルやインストールできるサーバー)は存在する。
下の項目は、慎重に公開する内容を吟味すれば良い。

メリットは何があるだろうか。色々あると思うが、此処では2点だけ挙げておく。

  • 自分の名前を売れる
  • 文章を書く練習になる

将来、勤め人をやめてブログ一本で食べていきたいなら、今のうちから名前を売っておくのは悪くない。
また最近では、有用な情報を発信しているかどうかを採用の参考にしている企業も少なくないようだ。

文章を書く練習は特に言うことは無い。学校の先生のような添削が付くわけではないが、どんな文章が伝わりやすいかは書いていればわかってくるだろう。自主的に良い文章を書く方法を勉強する気になるかもしれない。

ポスドク曰く、私の研究室のスタッフの一人である橋本さんも、以前からブログを書いていたことが書籍の執筆に役立っているらしい。

(この日、橋本さん本人とも話していたが、ポスドクとこの話題になる前に彼は席を外していた。)

また、一つ一つの価値は小さくても、将来的にまとめればそれなりのものになる可能性もある。ブログのコンテンツを加筆修正して再録しただけの本というのも、世の中にはある。

蛇足になるが、自分のメディアを持たなくても、寄稿や依頼で記事を書けば経費節減や、寧ろ確実な収入になる。もっとも、寄稿が受け入れられたり、文章を依頼されるようになるまでが大変なのだが。

まとめ

冷静に考えて就職せずにプロブロガーになりたいとか言うのはどうかしてるぜ。